*この記事は2019年、乳がん告知後に書き溜めていたものです*
私のがんのタイプと今後の治療について
O先生は、いつものように分かりやすく図解しながら私のがんの状況を説明してくれて、今後どのように治療に向けたスケジュールを組むのかなど、教えてくれました。
① 私のがんは、ステージ1の浸潤性乳管がんであること。 ← 術後の病理検査の結果、篩状がんと診断が変わりました。
② ホルモン受容体(ER、PgR)が陽性なので、ホルモン治療が効くということ。
③ HER2の診断結果がまだ出ていないこと。
④ Ki-67が40%と、高値であること。
(14% or 20%以下ぐらいが低値とされる目安で、それ以上だと高値になるらしい)
⑤ 手術は今からだと1月下旬になるので、それまでに必要な検査を全て済ませること。
⑥ その検査とは、以下であること。
- 造影CT(肝臓・肺への転移を調べる)
- 骨シンチ(骨への転移を調べる)
- 乳房MRI(乳房内のがんの広がりを調べる)
- マンモグラフィー(上に同じ)
- 術前検査(呼吸器・心臓・血液等を調べて、手術に耐えうる体かを調べる)
- 心臓エコー(これも術前検査の内なのかな?)
⑦ 腫瘍の大きさは13mmと小さいので部分切除が可能なこと。
(希望するなら全摘出でも良い)
⑧ 部分切除ならその後の放射線治療が必須なこと。(全摘出なら必要ない)
⑨ 抗がん剤治療に関しては、『オンコタイプDX(保険適用外、約40万円)』もしくは『キュアベスト95GC(保険適用外、約20万円)』という検査を行い、抗がん剤治療が必要かどうかを判定できるので、それを目安に考えると良い。
O先生の説明は、ざっとこのような感じでした。
オンコタイプDXとキュアベスト95GC breast
⑨について補足すると、オンコタイプやキュアベストは、遺伝子を調べて、がんの再発リスクの高いタイプの人かそうでないかを調べられるのだそうです。
「抗がん剤は副作用がひどく健康な細胞にも影響は及ぶため、やらないで済むタイプの人(遺伝子で再発リスクが低いと分かっている人)ならやらなくていいものなので、そこを見極める検査です。しかし費用が高いので、『私は検査はせずに抗がん剤までやります!』と言うならそれはそれでOK」とのこと。
オンコタイプとキュアベストの違いについては、基本的な内容は一緒とのことですが、
- オンコタイプ → 海外で主流、症例が多い、21種類の遺伝子を調べる。
- キュアベスト → オンコタイプより後発、日本製、95種類の遺伝子を調べる、今後私の主治医になるT先生が開発に携わっている。
という点です。
O先生は普段は別の病院に勤務されていて、水曜だけ私が通う病院に来ていらっしゃるので、今後の私の主治医はT先生という方に代わるのです。
そのT先生が携わっているということ、O先生からも「T先生が関わってるのでおすすめ」とお墨付き、そして夫曰く「オンコタイプより後発だからこそ、オンコタイプの研究もした上で開発しているはずやし、弱点をカバーした内容になってるはず」だということで、私もそれに納得したので、キュアベストを受けることにしました。
詳しく知りたい方のために、リンクを貼っておきますね。
乳がん告知③へ続きます。
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