Mille's Breast Cancer Journey

ミルの乳がん闘病記 -50年後も夫と一緒に生きていたい!ー

夫が初めて泣いた日

*この記事は2019年、乳がん告知後に書き溜めていたものです*

夫の涙

明後日、ついに全ての結果が出る。
告知されてからずっと、毎日毎日乳がんのことを調べました。

調べれば調べるほど不安になり、そしてその不安を自分の胸の内にしまっておけずに夫に全部話してしまう私。

夫だって辛いのは一緒のはずなのに。

12月11日に告知を受けてから、今日までの11日間。
私は何度も夫の前で泣いて、その度に慰めてもらったけれど、夫は一度も涙を見せませんでした。

夫の親友のEさん&Sちゃん夫妻のことを例に出して話した時、目を赤くして涙をためていたことはあったけれど、きっと私のためにも自分が泣いてはいけないと思っていたんだと思う。

話の内容は、「奥さんのSちゃんは若くて健康で、もうすぐ1歳になる超かわいい赤ちゃんもいて絵に描いたような幸せ家族。でも私は年老いていて、夫のために何も残してあげられていない上に、さらにがん患者になってしまって迷惑ばかりかけているのが苦しい」的なことです。

でもそんな夫が、今日初めて泣いた。

自分1人なら、例え余命1年と言われても「ああそうかもうしょうがないな」と思えるけど、ただただ、夫を1人残して逝ってしまうことになるのが怖い。
死ぬことよりも夫に寂しく辛い思いをさせてしまうのが怖い。
がんになったのは私が悪いわけではないけど罪悪感を感じてしまう。

そう言ったら、夫は、

「いつもふざけて『俺より1日だけ長生きして、1日俺の死を悲しんでからミルも来てなw』なんて言ってるけど、結婚する時からミルの方が先に死んでしまうことは分かってた。もちろん、俺より長生きしてほしいのは本当やで。でも確率的に言って、そりゃ年齢差があるし。でも、それでも一緒にいたいからミルと結婚する道を選んだのは俺自身なんやから、そんなこと思わんでいい」

と言って、泣いた。

苦しい。
どうして私は夫にこんな思いをさせてしまっているのだろう。

 

マイナス思考の自分に勝てない

告知を受けてから、あらゆることにマイナス思考になっています。
プラスに考えようとしても、マイナスが勝ってしまう。

四六時中がんのことを考えているし、パートに行ってる時、だらだらとアマゾンプライムで映画見てる時、何してる時でも片隅で乳がんのことを考えてる。

落ち込んで泣くことこそ減ったけれど、頭から離れることが一瞬たりともないんです。

いつまでこの気持ちが続くんだろう。
乗り越えられる日は来るのかな?
永遠に来ない気がする。

物欲がすっかりなくなってしまった話も夫にしました。
買おうかどうか迷ったあのタータンチェックのダウン。

「高いお金出して買ってもいつまで生きて着られるか分からないし、物を増やせば増やしただけ夫が遺品整理する時に辛いだろうな」と考えてしまうマイナスな自分。

一瞬、「でもこれを買ったら『来年も再来年も着て元を取るまで死ねるか!』とやる気が出るかも知れない」と、頑張って良い方に考えなきゃダメだと思うプラスな自分も、いるにはいる。

こういう『マイナスな私』と『頑張ってプラスに考えようとする私』がいるんだけど、今はマイナスな私が巨大すぎて、どうやってもプラスな私が負けてしまう。

 

道を示してくれるのはやっぱり夫

すると夫は、「ネガティブとポジティブは表裏一体なんやな」と言った。
コートの話にしてもそう。

だから、「毎日こんな辛い話してごめん」とミルは言うけど、ごめんじゃなくて「毎日話を聞いてくれてありがとう」と思って欲しい。
コートでもなんでも欲しい物は買ったらいい。
食べたい物は食べたらいい。

そうやって、少しずつ、ポジティブ側から物を考えられるようになっていったら、徐々に乗り越えていけるんじゃないかな?と言ってくれた。

そうなのかも知れない。
夫はいつも私に道を示してくれる。

 

だけど… 

でもやっぱり夫のことが心配です。

私はこうやって辛い気持ちを夫に全部吐き出させてもらっているけど、夫は夫の気持ちを受け止めてくれる人がいない。
夫は私の乳がんのことを、会社の上司にしか話していないんです。

私も気をしっかり持って、夫の負担にならないように頑張らなくちゃ…。

 

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