不妊治療の記憶
先日、アライブ9話の『がんの妻とかなり年下の夫』についての記事を書いている時に思い出したことがありまして。
今回の記事は、↓この日の記事と内容が半分ぐらい被ってますがスルーして下さい💦
私、一時期不妊治療してたんです。
「そう言えば、あの時に使ってた薬、放置しててまだ捨ててなかった気がする」と思って探してみたら…。
ありました。
これは『ル・エストロジェル』という、女性ホルモン含有ジェルです。
両腕に塗り込んで、女性ホルモンを経皮吸収させる医薬品。
不妊治療のクリニックで処方された物です。
禁忌に、「次の患者には投与しないこと」として、
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 乳癌の既往歴のある患者[乳癌が再発するおそれがある。]
って思いっきり書いてありました💦
私の場合、赤ちゃんじゃなくて癌を育てちゃったみたいです😰
でも不妊治療したことに後悔はしていません。(理由は後述します)
うちは子無し夫婦ですが、子供が苦手で選択子無しをしているわけではないんです。
結婚した当時、私は既に42歳で、当然ですが自然妊娠なんてほぼムリな状態でした。
なので「私と結婚したら子供は持てないよ」と、結婚前に夫と散々話し合いました。
夫は一貫して「子供は別にいらん。ミルがいてくれたらそれでええ」と言ってくれていたのですが…。
期限を決めての不妊治療
でもね…ブログ内で何度か書いていますが、夫は私よりだいぶ年下なんです。
ようやく周りの友達が本格的な結婚ラッシュに入ってきたかなという感じの年齢です。
今は「子供いらん、ミルがおればええ」と思ってくれていても、この先自分の友達にどんどん子供が生まれて赤ちゃんと触れ合う機会も増えるだろうし、そしたらやっぱり子供欲しい!と思うかも知れない。
でもそうなった時、私はもう産んであげられないのです。
そう思って、今まだもしチャンスがあるならと、不妊治療を始めました。
と言っても、お金もかかりますし、最初から期限は決めていました。
不妊治療の助成金が出なくなる43歳になるまで、と。
なので、不妊治療していたのは、ほんの数ヶ月間のお話です。
子宮筋腫切除手術
2017年3月14日、つまり3年前の今日、私は子宮筋腫切除の手術を受けました。
これも実は不妊治療の一貫でした。
私はかなり大きな子宮筋腫があったため、仮に妊娠できたとしても、筋腫が邪魔で妊娠の継続が難しい可能性が高いということで、切除を勧められたんです。
子宮筋腫の手術までにできるだけ卵子を凍結しておき、術後半年経ったら体外受精、もしくは顕微鏡受精をする予定でした。
結局…妊娠はおろか卵子を1つすら取ることが出来ず、不妊治療はやめました。
昨今は、芸能人も高齢で妊娠・出産する人も多いので希望を持ってしまいがちですが、40代で妊娠する…というかそれ以前に、まともな卵子を排卵するのがどれほど難しいことかというのを思い知らされました。
不妊治療をやめたと同時に子宮筋腫手術もやめても良かったのですが、「万が一、今後自然妊娠することがあったら」を思って、取りました。
ちなみに切除した筋腫は600gもありました💦
これだけ大きな筋腫だったにもかかわらず、たまたま出来ている場所が良くて、生理には何の影響も及ぼしていなかったため、医師からもずっと「様子見で良いでしょう」と言われており、不妊治療を考えなければ、今もそのままにしていたと思います。
高齢出産のリスク
しかし、万が一の自然妊娠を考えて子宮筋腫切除したものの、結局高齢出産のリスクへの不安の方が上回ってしまい、その後は意図的に避妊をしています。
妊娠したとしても、高齢出産でしかも初産だと、子供が障害を持って生まれてくる確率が上がるのは周知の事実。
もし障害を持った子供だったら、私が死んだ後に苦労するのは夫だし、夫が死んだ後に苦労するのは子供です。
しかも私は年齢的に絶対に夫より先に死ぬので(さらに今は『乳がん』という要素も加わったし)、「障害があっても夫婦2人で協力して育てます!」とは思えなかったんです。
長くなったので分けます。
②へ続きます。
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